人に執着されて嬉しい人はいないのではないでしょうか。
執着心・依存心…
多かれ少なかれ、誰でもこうした感情を抱くことはあると思います。
ですが、しつこい執着、ずっしり重たい依存を自分に向けられたら、それは恐怖でしかないわけです。
わたしは他人に執着されることが多い人生でした。
わかりやすい拒絶アクションを取っても、しつこい人はなかなか気づいてくれません。メンタル強すぎ。
「そこまで他人に執着できるって逆にすごくない?」と思いながら、そうした人たちを分析していった結果、彼らには傾向があることがわかりました。
結果、効果的な対策がわかり、今では執着されることはなくなりました。
この記事が「執着されてしんどい」と感じている人のお役に立てたら嬉しいです。
そもそも執着とは
執着してくる人も、どうやら苦しい状態のようです。
気持ちのコントロールは難しいのかもしれません。それはわかります。
ですが「それを相手に押し付けるのはいかがなものか」とも思います。
よく聞くのが(元)恋人への執着。
エスカレートすると本当に危険だしストーカーは犯罪なので、こうした被害に遭われている方は一刻も早く警察や第三者に相談してください。
また、芸能人やインフルエンサーなどへの執拗なアンチ行為も執着のひとつです。攻撃してるけど、めっちゃ好きじゃん…って感じですよね。
ちなみにわたしの場合ですが、
・リアルで女性(元友人)からの執着
・ネットを通して知らない男性からの執着(←コレはマジでキモチワルイヨ)
このパターンがめちゃめちゃ多かったです。
しつこくされる側としては大迷惑の一言に尽きるものの、執着してくる人を観察していると、心の根っこに何かしらの、その人が目を逸らしている問題があるのではないかと思うんです。
執着されて消耗している人の中には「自分のせいでこうなった」と自分を責めてしまう人もますが、あなたのせいではありません。
何らかの問題を抱え、他人への執着に逃げている人の近くにたまたまいたあなたに照準を合わせられてしまっただけなのです。
過剰な執着・依存する人の心理
表面的に現れている感情が好意であろうと嫌悪感だろうと、執着は「相手にめちゃくちゃ興味がある」状態。
誰にでも執着心はありますが、相手の反応で察したり、事情を考えたり、周囲からの見られ方など、少なからず客観的に考えるものです。
そこに歯止めがきかないということは、本人が抱えている問題が根底にあるとわたしは考えています。
1.恐怖心を抱えている
自分から人が離れていくことに過剰な恐怖心があると、なんとしてもその相手を引き止めようとすることがあります。
威圧や勢いで丸め込み、人を支配しようとするケースは、特にこのパターンに当てはまると考えられます。ときに泣き落としにかかることも。これ、モラハラです。
本人に自覚があるかは別ですが、根底にある何らかの恐怖心で人をコントロールしようとするのですね。
「普通はこうだろう」「自分がすべて正しい」など、過激な主観でしか物事を捉えられない人は要注意です。
ヘタに同情したり、怒らせたくないからと従ってばかりいると逆効果。
逆上の恐れがある場合は第三者に入ってもらったり、こちら側も一貫して冷静に対応することが大事です。
②劣等感にとらわれている
マウンティングしてくる人は、基本的に劣等感の塊だと考えられます。劣等感にとらわれているからこそ、自分の価値を認めてくれる(っぽい発言をしてくれる)人に執着するわけですね。
このタイプは「マウンティングできて気持ちいいから」「自分に従ってくれるから」などという理由で、物腰の柔らかい優しい人をターゲットにしがち。
ウンウンと聞いてあげていると、執着の沼にハマってしまいます。
勇気のいることかもしれませんが、嘘の理由を並べてなるべくこうした人とは会わないでください。3回に1回くらいだったら…などと言っているとずっと消耗してしまいます。
人を使って承認欲求を満たす相手にロックオンされてしまうと本当に地獄です。
あなたの優しさは、もっと他のことに使ってくださいね。
③理解して欲しいという期待が強烈
「自分のことをわかって欲しい」という気持ちが止められず、この人なら理解してくれそう!と期待を押し付けてくる人も、執着しがち。
他人を自分の都合の良い存在か否か、という基準で見ていることが伺えます。
「絶対わかってくれると思ってた!」「こんな風に言ってくれるの、◯◯ちゃんしかいない!」など、悲劇のヒロイン系の発言が目立ちます。はい、わたしはこのタイプによく執着されていました。
「わたしは特別な存在なんだ…!力になってあげたい!」と思っていると、執着だけでなく日常的に振り回されることが多いです。なんせ、自分のことしか考えていないのですから…。
期待には応えず、お誘いなどは丁重にお断りし、着実に離れていきましょう。
また、ブログやTwitterなど情報発信をしていると、たまに熱烈に執着してくる人に出くわすことがあります。ほとんど…というかわたしは100%男性でした。
こちとら顔出しもしていなければ文章しか出していないのに、「優しそう」「理解してくれそう」などと盛大に勘違いをされ、顔も素性も知らない相手にやたらとしつこくされたときは本当に迷惑で気持ち悪かったです。
ネットでの執着は、「やめてください」なども伝えず、ブロックなどの相手にわかる反応なども一切せず、完全無視でいきましょう。
(ネットで顔出し発信している女性は特に気をつけてね…!)
執着されやすい人の性格的傾向とたった1つの対策法
執着してくる人にも傾向があるように、執着されやすい人にも性格的な特徴があると感じます。
「だから自分が悪い」ということではなく、傾向として理解しておくと最適なバリアを張ることができるんです。
自分を振り返って思うことや、同じような執着された経験がある人、反対に「そんな経験したことないんだけどww」と言う友人たちの特徴から分析した結果がコチラ。
《執着被害経験者のざっくりした特徴》※わたし調べ
- 共感力が強め
- 他者との境界線が薄い
- 「話しやすい」と思われがち
- 自分を責めがち(自己犠牲)
- 相手が望むことを察してやりがち
- 強気な物言いをすることが少ない
- 深く考えるタイプ(気に病むことが多い)
どうですか…?思い当たる節があるのでは…?
この記事を読んでいるあなたは、きっと現在進行形で何者かに執着されて消耗しているのではないでしょうか。
執着してくる人に対しては、徹底して「寄り添わない」姿勢が重要です。あなたの共感力を、その相手にだけは封印するのです…。
冷たくするということではなく、相手の気持ちに入り込まないということ。
否定も肯定もしない。そして共感もしない。
これでわたしは、変な人(と言ったら失礼ですが)に執着されることもなくなり、ずっと消耗することもなくなりました。

境界線を強く持とうね
執着されていると「こんなにも自分は必要とされている」と感じて、しんどいのに離れられなくなることがあるかもしれません。でもね、それは共依存であって、健全な愛情ではないのです。
もちろん、本人が良いなら周りがとやかく言うことではないのだけど。
そもそも他人のことはコントロールできないので、「執着されてしんどい」と感じる人は、まず自分ができるアクションでバリアを張りましょう。1日でも早い方が良いです。
わたしの具体的な対処方法は次の通りです。
- 反応しない
- 共感しない
- 誘いは断る
- 境界線を強くする
- 2人だけにならない
- 同じ時間を共有しない
特に、相手の感情を自分の中に入れない「境界線を強くする」ことを日頃から意識するようにしています。

人の執着に遭いやすいあなたは、きっと相手の気持ちを推し量ったコミュニケーションがとれる人なんだと思います。
思いやりを持っていることはとても素敵なことです。
せっかく持ち合わせている優しさは、ぜひ大切な人たちとの関係に使ってくださいね。
初めまして伊藤といいます。
去年からまさに標的にされてます、共感できることばっかだったので、思わずコメントしました。
頷けることばかり…良かった、私はメンヘラでもバカ女でもなかったんだありがとう
伊藤さん、はじめまして!コメント残してくださってありがとうございます。
現在進行形で嫌な思いをされているのですね。。
あまりご自身を責めず、思い詰めないようにしてくださいね。
伊藤さんにとって不要な縁が離れていきますように願っています。