白黒ハッキリつけたがるわたしですが、昔は今よりもっとグレーゾーンが許せませんでした。
いかに正しくあるか、いかにキレイに切り分けるかに注力して物事を考えていましたが、世の中グレーゾーンめちゃめちゃ多いですよね。
でも、グレーゾーンを認められないということは自分にもそれを課しているということで、物凄く生きづらいことだったりするんですよね。
白黒はっきりさせたがる人の心理
物心ついたころから白黒ハッキリさせたがる性格だったんですが、どうしてそうなったかなんて考えたことがありませんでした。
でも、その心理ってなんだろう?と思って調べてみました。
色々な解釈がありましが、調べてみた結果ざっとこんな心理や特徴が挙げられていました。
・気にしい
・すぐ悩みがち
・真面目、まっすぐ
・ストレスに弱い
・自己肯定感が低い
・傷つきたくない
・計画通りを好む
・無駄が嫌い
・せっかち
・白黒ハッキリが絶対的に正しいと思っている
わたし自身、白黒ハッキリさせることで物事を明確にして、そこに【正義】を感じていました。
「自分さえよければ」「うやむやにしよう」みたいな気持ちは絶対的に【悪】だと思っていたので、まさか自己肯定感の低さや傷つくことへの恐怖感が根底にあったなんて思いもしま
せんでした。
白黒ハッキリ・・は自分でも疲れることあるよね
世の中にはグレーなことってたくさんありますよね。
そもそも完璧なものって存在しないんです。
そんなのわかりきっていることなのに、それでも【どちらか】ハッキリさせようとしてしまう。
すぐ答えを出そうとしたり、それによって自分で自分の首を絞めていることがよくありました。
誰もわたしのことを責めていないのに、「ハッキリさせなければ・・!」という強迫観念で無理矢理答えを出そうとしてしまいます。
白黒ハッキリさせると物事のジャッジメントが下り、その出来事は【安定】【確定】します。だからすごく安心もする。
でも、そればっかりだと、ものっすごく疲れちゃうと思いませんか・・?
自分を許せないから、他人も許せない
基本的に、白黒ハッキリさせる人は結論を出すことが好きなんだと思います。
「○○だから、○○である」とハッキリさせると物事の判断もしやすいし、きちんと説明できることに快感を覚えます。
でも、0か100か、みたいな思考になると【余白】【グレーゾーン】が許せなくなる。
当然ですが0・100以外の1〜99の方が多いですよね。
無理矢理どちらかに当てはめようとすると、当てはまらないものはストレスになります。
これでは疲れちゃいますよね。
グレーゾーンな自分(例:嘘は嫌いだけど、嘘をついてしまった)にも「そんなときもあるか」と寛容でいられたら、ずっとずっと楽に生きられるんじゃないかなと思ったんです。
自分を許せないうちは、他人のことも許せない。
自分に優しくできないのに、他人には優しくなれませんよね。
どっちがあっても良い、完璧にしなくてOK
これは矛盾だ!信頼に関わってしまう!と、グレーゾーンな物事や感情の矛盾が許せなかったけど、どっちがあっても良いんですよね。
物事には色んな面があって、多面的に考えたり、ときには自分の都合の良いように捉えるのも楽に生きるコツなのかな、と思います。
意固地になって自分で自分を縛りつけるより、「いいよいいよ」「そんなときもあるよね」って思いながら、自分にも他人にも優しくありたいなって思います。
白黒ハッキリつけるようになった心理的背景には「グレーでも許してもらいたかった」過去があったはず。
完璧にしようとしなくて良いし、もっとゆるく生きてもいいんじゃないかな〜と思います。