子育てカウンセラーであり心療内科医でもある、明橋大二先生の【HSC子育てハッピーアドバイス】。
やっと購入して、読了しました。。
HSCのお子さんを持つ親御さんはもちろん、HSC本人、元HSCだったHSPのみなさん・・本当に色んな人の手に渡って欲しいなと思いました。
HSCとはHighly Sensitive Child=ひといちばい敏感な子供
※HSPの子供時代のことです
実は以前書店で見かけて2、3ページ捲ったとき、ブワッと涙が出てきてしまい、「あかん、まだ読めない・・」としばらく購入を見送っていたんです。
会社の休み時間、近くの本屋さんで明橋先生のHSCの子育てハッピーアドバイスを読んでたら涙が止まらなくなった。
こんな風に理解されていたら、もっと安心して生きてこれたのかもしれない、もっと愛されていると自信が持てたのかもしれない、家族と仲良く出来たのかもしれない…。#HSP #HSC #HSS
— なの@犬と暮らすHSPブロガー (@nano_kcgs) July 26, 2018
あれから自分の中でも色々と変わったものがあり、先日のHSPのお茶会でも少し話題になったので、今回意を決して購入しました。

この本のように、敏感さを「個性」として寄り添ってくれる大人が1人でもいてくれたら、HSCにとっての安心できる居場所になるんじゃないかなと思いました。
HSCの特性と心の中のモヤモヤがわかる一冊
HSCは「育てにくい」と表現されることがあります。
HSPではない人(非HSP)からすると、HSCの子育ては「なんで?」が多いんだな、とこの本を読んで知りました。
この本では、とにかく分かりやすくHSCの特性の説明がされていて、読み手が非HSPであっても「そういうことだったの・・?」と腑に落ちやすいんじゃないかと思います。
相手が目の前にいるお子さんだと、どうしても熱も感情も入ってしまうから、冷静に話が聞けないこともあるのではないでしょうか。。
その点、第三者(本)からの情報だと、冷静に聞き入れられますよね。
HSC側の、本人はうまく説明出来ない内面の部分がマンガで描かれているので、「なんでわかってくれないの!」というHSCのモヤモヤも可視化されて、とにかくわかりやすいです。
もちろん、HSCを育てる親御さんを側の気持ちにも寄り添った文章に感じるので、「この子はこの子でいい、自分(親)も自分でいい」と思える、そんな温かい気持ちになる本でした。
元HSCとして「それそれ・・!泣」しかなかった
この本に書かれているHSCの特徴や事例はあくまでほんの一例であって、わたしとしても「ほほう、こういう傾向がある人もいるのか・・!」と勉強になることが多かったです。

読み進めていく度、本に書かれているアドバイスが「そう言って欲しかった〜〜・・!」「その言動一つで安心できたんだよ〜〜・・!」という言葉ばかりで、やっぱり号泣しながら読みました。
「うちの子がそうかも・・?」とこの本を手にしている全ての親御さん、たとえ理解が難しくても、理解しようとされている時点で、HSCのお子さんはとても幸せだと思います。
良くも悪くもですが、HSCは色んなことを見抜きます。
それが時に生意気に映ることも、イラッとすることもあるかと思います。
向き合う親御さんもそりゃ大変ですよね・・。
わたしもよく親を試しては、その言動に「やっぱり愛されてない」と傷ついていました。
でも、理解しようとしてくれる姿勢は確実にHSCのお子さんには伝わっています。
寄り添ってくれる人が1人いるだけでも大きな力になると思いますし、理解しようとされている親御さんや先生方、改めて本当に尊敬します。。
感覚が違うと否定してしまいがち。
でも、理解しようとすること自体が本当に思いやりでしかないと思うのです・・。
HSCの特性は、個性のひとつ
この本には「HSCは新たなレッテル貼りになるのでは?」という意見もあるかもしれない、と書かれています。
わたし個人としては、HSC(HSP)に対して【レッテル】というものを感じていなかったので「なるほどな、こういう捉え方をされることもあるのか・・」と、とても興味深く思いました。
HSCはそれが「敏感さ」「感受性の強さ」として表現されるだけで、HSCに限らず、全ての人間には個性がありますよね。
たくさんある個性の一つとして「こういう気質の子もいるよ〜」という認識で、世の中に浸透していけばいいなと思います。
「なんでみんなと同じに出来ないの」
「なんでそんなに気にしすぎるの」
「大袈裟だな」
シンプルにHSP(HSC)の方にもオススメです
子育ての本ではありますが、子育てに携わっていないHSPの方にもとてもオススメな一冊です。
HSCの本ですが、その先天的な感受性は成長しHSPになっても同じ。
多面的に書かれているので、当事者でもそうで無くても、フラットに読める本だなと感じました。
もし、あなたがHSCなら、最後の方に書かれてある[子どもたちへのメッセージ]は是非とも読んで貰いたいです・・・!

在庫0の書店が多く、都内を何店舗か回ったので、書店で買うなら事前に確認するのがオススメです^^
高1の女子です。
なのさんのブログを見させてもらった時、私と重なる部分がありました。
クラスでは、中学の時から必要以上に他人の目が気になってうまく馴染めていません。
もっと自分から話しかけられたら、みんなの輪の中に入れたんじゃないかなぁと後悔しています。学校に行っても毎日自分を責めてばかりで、早くマイナス思考から抜け出したいです。
自分を受け入れないとずっと同じままだと分かっていますが、難しいです。
ずっと自分を守り続けるのも疲れたし、本当はもっと自分らしくいたいですが、どうしたら良いのか分からないです。
長文失礼しました。
水晶さん、初めまして。コメントありがとうございます^^
他人の目を気にしてしまうという気持ち、とてもよくわかります。
色々と周りのことを考えると、なかなか自分から話しかけるのも勇気がいることもありますよね。
でもその分、水晶さんは他人のことを考えて、周りの人を大切に出来る方なんだなとわたしは思いますよ。
自分を受け入れるって、なかなか出来なかったりしますよね。。
でも、高校一年生で「自分を受け入れたい」と気付いている水晶さんが、すごく大人だなと感心しています・・!
きっと普段は自分を抑えて、周りだけに意識を向けていて疲れてしまっているのではないでしょうか・・?
水晶さん自身の気持ちだけに目を向けてみると、自分自身がどう在りたいのかが見えてくるんじゃないかな、と感じました。
仮にみんなの輪に入れなくても、うまく馴染めないと感じても、それは全く悪いことやダメなことではないと思いますよ。
たまたま馴染めない場だったのかもしれないし、そもそも多くの人の中に入ることが向いていない可能性だってありますよね。
周りのことだけでなく、水晶さん自身と向き合う時間を是非大切にしてみてください^^
たくさん悩んでもがいた分、水晶さんの人生経験は実り多いものになると思います。
うまくお伝えできたかわかりませんが・・お互い、自分らしく生きられるように進んでいきましょうね^^